企業キャラクターが活用されなくなる3つの理由

新しい企業キャラクターが誕生した日。
社内では話題になり、ホームページや会社案内にも掲載されます。

「これから会社の顔として活躍してくれそう」
「もっと親しみを持ってもらえるかもしれない」
「SNSやイベントでも活躍してほしい」

そんな期待を背負って生まれたキャラクターは少なくありません。
しかし数年後、そのキャラクターはどうなっているでしょうか。

ホームページの片隅に小さく掲載されたまま。 会社案内の中で同じポーズを続けたまま。
SNSにもほとんど登場しなくなっている。

そんな企業キャラクターを見かけることがあります。
キャラクターに魅力がなかったのでしょうか。
決してそんなことはありません。

今回は、多くの企業キャラクターが止まってしまう3つの理由について考えてみたいと思います。

目次

【理由1】 使える場面が少なくなってしまう

企業キャラクターは制作当初、数ポーズでスタートすることが一般的です。
最初はそれで十分に見えます。

しかし実際に運用を始めると、

春のお知らせ
夏のイベント
ハロウィン
クリスマス
採用活動
展示会

など、さまざまな場面で使いたくなります。
その時に使える素材が少ないと、

「今回は使わなくてもいいか」

となりやすくなります。

こうして少しずつ登場機会が減っていきます。

【理由2】 期待したほど反応が見えない

キャラクターを作る時、多くの企業は期待を抱きます。
認知度向上やSNS活用、企業イメージの向上などです。

しかしキャラクターは魔法ではありません。
キャラクターを作っただけで急にフォロワーが増えたり、問い合わせが増えたりするわけではありません。
そのため、

「思ったより反応がないな」

と感じてしまうことがあります。
すると自然と優先順位が下がり、キャラクターの活用も減っていきます。

【理由3】 運用する余裕がなくなる

企業には本来の業務があります。

広報、営業、採用、総務、企画。

キャラクター運用だけを担当している会社はほとんどありません。
新しい投稿を考えたり、画像を準備したりする時間が取れなくなると、キャラクターは少しずつ表舞台から姿を消していきます。

これは決して珍しいことではありません。
むしろ多くの企業で起きていることです。

活用されなくなってしまったキャラクターは失敗だったのでしょうか?

ここで少し視点を変えてみましょう。

もし会社のキャラクターが今あまり使われていないとしても、それは本当に失敗なのでしょうか。

ホームページの片隅にいるキャラクターは、会社から忘れられているように見えるかもしれません。
しかし、何年も消されずに残っているということは、それだけ愛着を持たれてきた証でもあります。

会社のホームページは何度もリニューアルされることがあります。
担当者も変わります。
事業内容が変化することもあります。

それでも残り続けているキャラクターがいるのなら、そのキャラクターには会社の歴史や思い出が詰まっているのかもしれません。

キャラクターは「古い」のではなく、「眠っている」のかもしれない

使われなくなったキャラクターを見ると、

「もう古いから仕方がない」

と思われることがあります。
しかし、本当にそうでしょうか。

長い間会社と共に歩んできたキャラクターには、新しく作られたキャラクターにはない価値があります。

社員の方が名前を知っている。
地域の方に覚えてもらっている。
昔のパンフレットや看板に登場している。

それは簡単に作れるものではありません。
もしかすると、そのキャラクターは役目を終えたのではなく、出番を待っているだけなのかもしれません。

次回:活用されなくなった企業キャラクターは復活できるのか?

同じ企業キャラクターでも、長く活躍し続けるキャラクターと、一度活用が止まったあとに再び動き出すキャラクターがいます。
その違いはどこにあるのでしょうか。

次回は、企業キャラクターのBefore/Afterを通して、再び活躍できるようになるためのヒントをご紹介します。

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この記事を書いた人

企業向けキャラクター・ビジュアル設計を中心に
長期運用やIP展開を前提としたデザイン設計を考え、制作しています。

【主なサービス】
・アイソメトリックイラスト制作
・インフォグラフィック制作
・企業PRアニメーション動画制作
・キャラクターデザイン/IP設計
・Live2Dモデリング

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